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資格試験や大学受験 などの受験勉強で大切なものとして、基本書や条文・判例などの通読と共によくあげられるものが 過去問 です。
過去問 とは、その名の通り、その試験において過去に出題された問題のことであり、繰り返し解くことによって、その試験の出題傾向や難易度が分かります。
そして、もう一つ重要なことは、過去問は繰り返し出題されるということです。
全く同じ形での出題というのあまりありませんが、似たような形で出題されたり、同じ事柄をちょっと違った角度から出題したりなどは毎年のように行われています。
試験は過去問プラスアルファで成り立っていると言ってもよいくらいです。プラスアルファとは今まで出たことのない問題のことです。出題範囲が決まっている上に毎年(あるいは年に数回)行われる試験において、今まで出たことのない問題を出題するのは、試験を作る側にとっても出題ミスの可能性など負担が大きいであろうことは想像に難くありません。
とすれば、過去に出題された実績のある問題を中心にして、少し形を変えて問題を作成していく方が安全確実であるのは当然のことです。 つまり受験のための勉強は、基本書である程度知識をインプットしたら、あとはアウトプットの作業として、過去問を中心に勉強し、過去問がほぼ完璧に解けるようになったら、答練や模試などでプラスアルファの部分を追加していくというのが効率の良い勉強方法と言えるでしょう。 |
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では、過去問はどのように解いて行ったらよいのでしょう。
アウトプットの作業、つまり問題を解くのは何のためかと言えば、インプットした知識を確実に自分のものとして定着させるためです。中には一度本を読んだだけで覚えてしまうという天才的な人もいると思いますが、ほとんどの人は1度や2度読んだだけでは覚えられません。そのためにアウトプットの作業が必要になってくるわけです。
実際に手を動かし、頭で考えて記憶の定着を計るのです。 とするなら、過去問も一度解いたらそれで終わりというものではありませんね。何度も解いて、基本書の知識と一緒に過去問の知識も定着させていく必要があります。 |
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さて、ここからは方法論になります。
限られた時間をいかに有効に使い、いかに効率的に知識の定着を計るか。古今東西、試験に挑戦した人たちは様々な工夫をこらしてきました。しかし結局のところ、覚えるためには繰り返し勉強することこそが王道なのです。
では、何回繰り返せばいいのか。それについては、人それぞれ記憶力や集中力には差がありますし、覚えやすい知識、覚えにくい知識というのもあります。ですから、一概に何回とは言えません。しかし、効率的に記憶を定着させるための方法というのはあります。
忘却曲線という概念があります。一度覚えた知識を忘れていく度合いを示した曲線です。エビングハウスという学者が提唱した概念で、だいたい右の図のような曲線で表されます。 また、これは無意味な単語を記憶させた実験によるもので、体系的に勉強する知識と同一視することはできませんし、なにより人によって記憶力には差があるはずです。 |
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とするなら、ある特定科目の勉強に対する自分の忘却曲線がどのようなものかを知り、それを利用して記憶の定着を効率化することができるはずです。
そのために、自分の忘却曲線を意識し、何日前にこれを勉強したのだということを記録しておくことが大切です。
何より肝心なのは、覚えたと言っても、なにも一生覚えておく必要はないのであり、試験日に思い出すことができればそれでよいのです。そのためには試験日に照準を合わせ、試験科目全てが最も高い定着率を示すように計画を立てていけばよいのです。
また効率的な勉強のためには、定着した知識と定着していない知識を選り分ける必要があります。つまり、定着した知識を繰り返す必要はなく、定着していない知識はどれなのかを知り、それをまた繰り返し覚えていく作業が必要になります。
| 「過去問の記録箱」は、そういった一連の作業を少しでも楽に行えるようにという考えから作られました。 最後は自分の努力だけがものを言いますが、そのためにパソコンという記録箱を最大限に活用し、一日も早くあなたの人生に、合格という輝かしいステージを勝ち取りましょう。 |
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勉強の時間や解答にかかった時間、正誤などのデータを記録し、それを元に、繰り返し解くべき問題の選別、自己の忘却曲線を作成し、自分は問題を何日おきに何回解けば最も効率的かなどを知ることができます。
用意するものは問題集だけです。もちろん過去問に限らず、自分が使いたい問題集ならなんでも構いません。 ではスタートしましょう。 問題集を見ながら、解答が決まったら、解答ボタンを押します。 |
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すると、正解か間違いかの別、正解肢だけでなく、問題を解いた日時、解答にかかった時間、今回の自分の解答などが記録されます。 また、正解不正解にかかわらず、問題の自信度を入力しておくことができます。 今回の自信度が「完璧」であり、次回も「完璧」であれば、その問題は試験の直前期まで見直す必要のない問題かもしれません。 |
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さらに、例えば択一式の問題であれば、一つの問題の中でも、自信のある肢、不安がある肢があるかもしれません。そのような記録を行うこともできます。
繰り返しますが、できる問題と、できない問題の選別が大事なのです。できる問題に時間をかけるべきではありません。時間は有限です。効率よく知識を覚えて行きましょう。
勉強データが貯まったら、データの分析をしてみましょう。 右の図は過去1ヶ月間の勉強した問題数と正解数、それに正解率を表示することができます。 勉強した科目全部について表示することも、科目ごとに表示することもできます。 |
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| 過去1ヶ月間の1日の勉強時間の推移です。 | ![]() |
| 自信度を入力しておくと、自信度の推移を表示することができます。 | ![]() |
| 24時間の時間帯ごとの勉強した問題数と正解数、正解率の表示です。 自分は夜に勉強した方が効率が良いのか、朝や昼の方が効率が良いのかということが分かります。 |
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データがさらに貯まっていくと、自分の忘却曲線を表示させることができます。 「1回目」のグラフは、最初に解いた時から、2度目に解いた時までの日数によって、正解率がどれだけ変化するかを表しています。 「2回目」のグラフは、2回目に解いた時から、3度目に解いた時までの日数によって、正解率がどれだけ変化するかを表し、「3回目」のグラフも同様です。 日数を空けることによって、どれだけ自分が忘れるのかを知り、また同じ問題を2回、3回と繰り返すことにより、どれだけ忘れにくくなるかが分かります。 |
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自分の忘却曲線を知ることにより、例えば、自分は同じ問題を3回繰り返したとき、その後10日間経っても正解率が8割以上をキープしているのであれば、本試験の10日前から、最後の見直しとして過去問を繰り返せば、「過去問+アルファ」の過去問の部分に関してはだいたいOKだろうという計画を立てることができます。
逆に、1週間を過ぎると正解率が50%にまで下がってしまうようであれば、本試験の1週間前からが自分にとって大切な時期だということになります。
いずれにしても、自分の忘れ具合の傾向を把握し、本試験当日に向けてしっかりと計画を立てていくことが大事です。
「過去問の記録箱」が少しでもそのお役に立てれば、制作者としてこれほどうれしいことはありません。
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■2011.11.20 過去問の記録箱 製品版 Ver 1.0.0